幸福度
『法政大学大学院政策創造研究科、坂本光司教授の研究チームは11月9日(水)、「47都道府県の幸福度に関する研究成果」を発表しました。総合ランキング1位は福井県、最下位は大阪府でした。』
http://b.hatena.ne.jp/articles/201111/6525
とのこと。
一応なりとも目的を提示してある調査に対して幸せを勝手に決めるなとか言ってる輩は話にならなさすぎるけど、幸福度なんて名前にするからまずくなるんだろ。キャッチーさの問題でつけてるのかもしれないけど。
基本的に統計調査みたいなものはほとんどがデータの意味が曖昧すぎるんだよ。
今回のケースであれば幸福度そのものを尋ねる形のアンケート調査でもして、数値の選び方のところで主観のノイズが入るからそれを除去するための項目を他で作っておいて、ノイズの除去の仕方を数通り作ってそのズレ具合からデータの信頼度を計る。そこそこの信頼度が得られたらあとはこの記事にあるような経済指標で前に得られた『幸福度(仮)』を主成分分析でもかけて(もっといい手法があるかもしれんが)抽出した指標が、ようやく政策に使える"可能性のある"指標になる、くらいじゃないのか?大体この人ら、一体何を研究したの?10人でデータ引っ張ってきて指標でっち上げて計算しただけだったらマジで話にならないと思うんだが。
勝手に論文書いて食い扶持作ってる間はまだいいんだが、政策がどうこう、となると違うんじゃねーかと思ってしまう。じゃあ、政治サイドにこれよりマシなことをする力があるのかと聞かれるとそれもよくわからんのだが。比較することではないのか?
というのはまぁ数学屋さんの単なる愚痴ということになるんですかね。
よくわからんです。
細木数子とは何だったのか。
詐欺師という類の人たちが世の中にいます。ある種とんでもなく頭が切れる方々です。どうすれば一定の数の人間が信用するのかを知り尽くしているのが詐欺師というもの。
例えば新興宗教の勧誘の方法のうちよく知られているものをデフォルメすると。
・適当に理由をつけて人に会う
・あなたの身近な人に近々不幸がありますと言う
・以下、これを全国行脚で10000回繰り返す
簡単ですね。これだけ種を撒くと、まぁ誰かが事故ったり病死したりで、『近々』も拡大解釈されたりして、的中したと解釈してくれる人が100人くらいいるでしょう。とんでもなく弱っていたりするとすがるものが必要なのでコロッといきます。これで一生そこそこ突っ込んでくれる金づるが100人完成。あとは絞れるだけ絞っとけば安泰もいいとこです。
実際になんとかのお導きでどうなりますとか、気の流れが乱れるからどうなりますとか、そんなことを全力で言い切るには一種の非常に高いスキルが必要ですが。
まぁテレビに出てきて好き勝手言ってる霊能者も、なんだコイツ頭おかしいぞと100万人に思われようが、それで5人客が来れば明日からオネーチャンに金ちらつかせて遊ぶことが許されるわけなので、それで良いと100%割り切るわけです。
商売をする者として言いますけれど、そんな割り切りはよほどの才能が無いと出来ないんですよ。まともな人間にバカとかクズとか言われるのをものともせず稼ぐなんてどんだけタフな精神してんだって話じゃないですか。
なんか細木数子とかいう人がテレビに出てましたよね。
あれなんかもう化物クラスじゃないですかね喋ってんの見ただけで。
ちょっと彼女について書いてみようかなと。
とりあえず略歴から、時系列順で。
・政治やら暴力団の絡んだ親父が7歳の時に死亡
・16歳でミス渋谷
・コーヒー屋を開いて高校を中退。開店半年で売却。次の店を出すも、翌年売却。20歳で銀座で店を出す
・25で一度目の結婚、三年後に離婚
・島倉千代子の借金を返して権利等買収
・芸能プロダクションを開設
・44歳で自著"六占星術"がベストセラー、ブームを起こす
・45歳で認知症の85歳男性と結婚しようとするも、相手方の親族に無効の申し立てをされ、更に本人他界で、そのまま婚姻契約は無効
・墓を1000万円など高額で売りつけ、全国各地で損害賠償請求の訴訟が起きる
・2003年(この時65歳)から高視聴率の番組を持ち始め、大ブームに
あとはご存知の通りメディア界で暴れまくるわけです。対抗勢力には暴力団に金渡して脅しかけたりとかしつつ。
まぁなんというか、どっからどう見てもはじめから商売の天才なわけですよ。
17で店やって半年で売却て。20歳で銀座て。
自分の商売で稼ぐ人というのは、基本的に大嘘つきです。
良心的なお店を極めて良心的に経営している人も、もちろん大嘘つきなわけです。
あれだけ露骨に下品な臭いを漂わせながらも、やたらと食いつき率の高い種を撒きまくるもんだから、ものすごい数の人が『割と無害な形で』釣れるわけです。その他の誰が何を言おうと関係無い。実際に自分を潰しにかかってくる者へは圧力かける準備もありますと。
いや、YouTubeで動画見たりもしてみたんですけど
なんかもうよくやりますよね。
なんか意見とかを色々批判したりする人いますけど、真に受けちゃってる時点で基本的に罠にはまっちゃってるという気がします。
相手はプロなんです。プロっていうのは私見を挟まない人たちですから、徹底的にこのやり方ならいける、というのを貫いてきます。私見を挟まないから言葉にこだわりも無いし否定されても怒らなくて済む。怒るポーズをとることはあっても、ですよ。それに対して真面目にアイツの考えはどうだとか、しょうもないこと言ってるとか感情を乗っけて批判したりすると、それこそもう思うツボなんじゃないかな。
さてさて極端な物言いをしてみましたけれども、稼ぐのが上手い人たちっていうのは女を口説き落とす男や、男を泣き落とす女と同じなんです。自分の気持ちまで稼ぐのに利用出来る。自分の感情のどこかに火がついて泣くことが出来そうだ怒ることが出来そうだ、ここで泣けば怒れば得することが出来る、ならば・・・てなもんです。
それを真に受けてあくせくすることが幸せなのか、不幸なのかはまた別のお話だとは思うのですけれど、ね。
雑記|気楽に生きましょうよ。
ちょっとした内容でも更新していかないといけないなぁと思い、少し何か書いてみることに。
なんかね、思うんですよ。みんな幸せになろうと思ったら、全員に『おいこら頑張れテメーラ』つって技術を発展させるなり豊かになるなりするか、全員に『まぁとりあえずこれでいーんじゃねーか』つって今幸せですねーってするか、どっちかじゃないかなーと。あんまり入り交じってるとすぐ嫉妬したり攻撃したりしますから。最低限みんな飯が食えればなんだけど、みんな気楽で幸せだなーってなればいいのになーとかそういう適当なお話。
一応スタートアップのベンチャーなんかやってると、さてこれからどういう方針でいこうか、なんて話によくなるわけですよ。
なんかあれが儲かるだろうとか。それだと後が安定的に続かないとか。あーだこーだ言いながら議論を続けてみますと。
なんか色々考えてみた結果出てきた答えが、好きなことしかやれないんだなぁ結局、ってこと。
ナナロク世代の人たちって僕の10個上に当たるんですけど、その周辺の人って結構違うなぁって思うんですよね。金に対する価値観が随分違って、稼ぐことが正義だったりするしその結果得られるものを目標に動いてたりするから、結構自分の意思とかよりもフォーカスするものがあるんですね即時的には。よーしこれでこうやって稼いだらその後こんなことが出来て、あと金持ちにもなれる!みたいな。
それは年取ったからじゃなくて、元々そうだったように見えます。
でも今30ちょい過ぎとかより下の年齢で会社やってる人って、傾向として割と好きなことしかやりたくない人多いんですよね。僕らは多分100%それに当たります。稼げたってつまんなかったら意味ねーじゃんって。今眼の前に面白いことあったらそれやりたいし、それ以外のことやるだけ無駄じゃんって。
大きく稼いだら後でもっとおもしろいこと出来るでしょって言われりゃそりゃそうなんですけど、つまんないことやんなくてもどうにかなるなら、これはもう絶対やりたくないんですよ。世代的に僕らはそれでどうにかなってきましたから、こりゃもう嫌なことは嫌だー!と言ってやろうみたいなのがあります。
多分幸せで恵まれてるからなんですよねそれって。そうじゃない世代の人には申し訳ない、ってことになるのかもしれないけれど、やりたくないことやんなくても生きていけてるわけじゃないですか。案外本当に色んな人がそうしてるなぁって思う。少なくとも今は、変な責任負わなくても、人からごちゃごちゃ言われなくてもいいなら、そんな風に生きてもいいんじゃないかなぁと。
今まで書いた記事だとちょっと反対のこと言ってるみたいに見えるかもしれないんですけれど、自分が物凄くお気楽な方なもんだから、なんだかんだ言って適当にやってて楽しいならそれが一番なんじゃねーの、って根本的に思ってるんですよね。甘い考えで人生は生き抜けないぞー!なんてのもありますけど、自分の調子とお話をしながらゆっくりまったりやってどうにかしてる人もいて、まぁ説教食らったり頭打ったりしながら食いたいもん食って楽しくやってればどっかに行き着く、てなことでもいいんじゃないですかと。
とまぁそんな楽観的なことばっか言ってたまに人に怒られます。細かいこと言えば問題だらけだ、となるんですけれど、楽な考えは中々やめられないですね。
鉢呂元経産相辞任と脱原発勢力に対するメディア圧力
鉢呂元経産相が辞任して枝野さんが後任を務めることになりましたね。
いやそりゃね、死の街という表現が悪いとか、放射能つけたとかふざけんな、みたいな話はわかりますよ。常識から逸脱してると思う人もいるでしょう。被災者への思いやりが感じられないとかおっしゃるわけでしょう。そこの倫理的配慮については一旦置いておくとして、実質的な話をしましょう。
まず第一に、鉢呂さんて今回の組閣で脱原発勢力の最前線なんですよ。脱原発団体が鉢呂さんが就任したぞー!ってプレスリリース出すほどの。
一方経産省って何やってるところか。例えばだけど、原発に関するインターネットメディア上での言論を統制しようとしてるわけですよ。二億くらい予算つけてそのうち7000万出してアサツーディ・ケイ雇ってTwitterとブログ監視しろとか言ってんですよ。以下端的でわかりやすいソース。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/851.html
記事にある通り別に今始まったことじゃなく、ずっとやってるんですよね。
ここに来て当然予算は跳ね上がってるわけですけれど。まぁそのくらいの予算が余裕で出せるだけの利益が流れるシステムがあるってこと。
さて話を戻すと、メディアには記者クラブってものがあるわけですよ。
大手メディアの方々だけが省庁やらの公的な組織を監視するやら何やら言って、フリーの記者とか利権に絡まない人たちを排除して独占的に取材出来ると。
そうすると記者クラブ絡みで出てくる報道というのは、メディア全体の都合に依存してくるわけですよ。各メディアの都合では報道しづらくとも、全メディアが意図することであればみんなで好きに操作できちゃいますよね。
経産省は原発潰されたら困るわけだから下手したら経産省本体からメディアにお金かそれ以外の何かが流れるわけですよ。そもそもメディアだって東電から金もらって報道してるわけで、原発潰してもらっちゃ困る方々が沢山いるわけですよ。
今回の件に関しては鉢呂さんが反TPP勢力だったとかそういうのも絡んでると言いますし、前原政調の身代わりが必要だったとか、そもそも本人がやめたがってたでしょとか、まぁ諸説飛び交ってますけど、僕が言いたいのはマスコミの陰謀がどうとかいうことじゃなくて。
僕は脱原発勢力に関しても推進派に対しても、支持も反対もしません。ただ下らないデモはやめろよ、もう一方で利権ベースでモノ言って国腐らせるのもやめろよ、ってくらい。原発があった方がいいのか無い方がいいのか、それは専門家の考えに従うか、国を変えたい熱意ある人たちが『ちゃんとした方法で』何かアクションを起こしていくでしょ。それは悪いことじゃない。
ただね、少なくとも偏向報道とか情報操作なのは明らかなんですよ。死の街発言はlivedoorの堀江さんの時と同じでフレーズの一番聞こえの悪い一箇所切り取ってリフレインだし、もう一方に関してはソースさえない。本人の覚えがないって言葉が偽りだって言うならどういうシチュエーションで何をどう言われたのか出てきて喋るでしょ記者が。それが出来ないってことは下手すりゃ捏造なわけですよ。だって鉢呂さん以外に口きける人は、みんな鉢呂さん降ろしたいわけだから。
そんな現実を知っていて配慮に欠けるヤツに政治は任せられないとか、能力が無いから他の人に、とか言ってるならいいですよ。それは確かにそうなのかもしれない。でもそれを知らないから言ってる人のどれだけ多いことか。もちろん知らない人が悪いというよりも知らされない制度が悪いわけなんですけれど、腐った人たちは腐ったままでしょうから、国民がリテラシーを上げていく流れしかこれを防ごうとするものは無いのかなぁとも。
今日は背伸びして時事ネタでした。それではまた。
学生起業って実際どうなの?体験を踏まえて。
さて、昨日は何か散々書いてしまったわけですが。
今日はもう少し具体的に学生起業というものについて書いてみます。
最初に言っておきます。僕は、何かを学び取ろうとする姿勢さえあるのなら、学生起業なんかさっさとやっちまえばいい。結果がどうであっても。
そう思ってます。
とりあえず一番身近な具体例として僕の話を。
まず僕がどういうところからスタートしたかということで、就活をする辺りの話から。
そもそもが数学専攻の体育会系所属、高校生までだって部活以外のことは何も考えてないことがプライドみたいなところがあったもので、世間知らずが度を越してたわけです。
テレビ見ないから総理大臣が変わっても二週間くらい知らない。
え?安倍?福田?誰それ?みたいなねw
就活始まるって言ったら、商社ってなに?三菱?車じゃないの?あ、でも銀行?とか。そんな調子でした。
んで、就活始まってちょっとやってみて、インターンとか行ってみたりしたけどやっぱなんかバカバカしくてやってらんない。
元々思ってはいたけどずっと人の下で働くのはこりゃ無理だなと。
んでまぁ起業とかって何か面白いじゃないですか。
まぁ蓋を開けてみりゃ動機なんかそんなもんなのかなと思うんですよ。
んでまぁ大好きな友達が集まって何やらビジネスの話をしているので、混ぜてもらって、もう会社作っちゃおうと。そんな程度なわけです。
適当に知り合いと話してる間に大人で仲間になってくれる人もついて、多少の出資もしてもらい、適当に設立の手続きなんか友達に押し付けながら、気付いたら代表取締役ですよ。CEOじゃないんですけどね。
(昨日あんだけ人のこと叩いといてお前始めた時そんなんかよ、って話なんですが、そうなんです。僕は始める時はそれでいいと思ってます。単に自分が何も知らないことに早く気付けよってだけのことで。)
設立の時もなんか共同経営者の友達が種類株がどうとか色々やってるんですが、さっぱりわかんないんですね。頭も悪いし本読むのも面倒だし。
まぁでもそのうち人に怒られたりとか、これほっとくとヤバいんじゃないの、とかで勉強するわけですよ。せっかく大学にいるんだから会社法の授業にでも出よう〜なんつって。
そんなことをゴタゴタと半年くらいもやってると、まぁ気付けば癖みたいのがついてくるんですよ。経営にちゃんと活かせる手腕があるかどうかは別としてね。
おいおい契約書なんかちゃんと読まねーとマジで騙されんぞ。みたいな。日常生活からそうです。自分が契約結ぼうとしてる相手なんかも、全然ちゃんと目通さないんですね。まぁ読んでもわからないってのはありますけど、仮に騙そうとすればどっからどう見ても簡単に騙せちゃうわけですよ。この辺りのことは別に法学部の学生とかなら僕より全然わかってるとは思うんですが。
ちゃんとやろうとすると否が応にもやりますよ。
ビジネスが上手くいくかどうかはわからない。
でもね、やってみよう!ってやったことの身に付き具合ってもうこれは他のもんじゃ絶対測れませんよ。
だからやってみればいいと思うわけです。
昨日の記事に出てきたような学生達も、ごちゃごちゃ言ってないで、法人登記して、地べた這いつくばって泥臭くやればいいわけですよ。facebookがどうとか言ってる暇あったら小さいサービスの一つでもリリースしてみろと。月1万円稼げるサイト作ってみろと。どうせガチャガチャ言ってるより短い時間しかかかんねーんだから。
ダメだったら普通に働いてみて、自分の何がバカだったのか考えりゃいい。
いや結局キツイこと言ってるみたいになってますけど、ただの妄想と実行の間には本当に愕然とするくらいの違いがあるわけですよ。一つのものが売られるためにどれだけのことが積み上げられてきて、どれだけの工夫が為されてるか、まだ全然僕にも計り知れない。
でも最低のラインは押さえるようになってきます。環境によって到達時間は違うかもしれないけど、世間の流れの上流ってメディアとか政治、その次にその他大企業なわけで、そこで何が起こってるのか理解する努力が必要だって思うようになります。ライブドアがフジテレビに何をしようとしたか、堀江さんがなんで捕まったかもわからないで経営とか語るの苦しいですよ。
次に自分の業界についてはもちろんのこと、そうでないことについても消費というものについて考えるようになります。
なんでこんなもん買うんだろうって人に対して思うようになるし、自分に対して思うようになる。なんでコンビニでジュース買ってんの俺。スーパーのが安いじゃん。それが不思議になる時がある。だってモノ売ろうとした時に、普通にそこらで買える1.5倍の値段でちゃんと売れるのって、なんか想像つきませんよ。俺ならその価格がミーティングにかけられたら、『さすがにもうちょい安くしないと売れないんじゃね?』って言います。でも、買う。だから、自分は全然現実と違った認識をしてることに気付きます。
人によって形は違うんでしょうが、そういうことって沢山あると思うんですよ。
だって俺、女の子が行くカフェの飯の値段マジで理解できねーもん。あと、マクドナルドのバリューセットが売れる意味もわからない。テレフォンショッピング的なヤツの購買層が全然わからないし、AKBがあんなに売れるのも、パチンコに行く人があんなにいるのも、釣りの楽しさも、いまいちわからない。
ゲーセンならなんとなくわかるし、UFOキャッチャーは好きで、ドラクエも好きだし、漫画も面白い。だからそっちで商売すりゃいいんだけど、もっとちゃんと世間のボリュームある部分を理解しないと。
いや、だってね、自分の会社がやってるプロダクトがいきなり売れなくなった時に、全然理由わかんなかったら困るでしょ。みんな家でネットなんかやらずにパチンコやってたのか〜!みたいな。いや有り得ないかもしれないけど、文科省のトップにパチンコ推奨する政治家がついたりしてるわけじゃないですか今。子供世代からどう変わっていくかわかりませんよ。売れなくなるのはしょうがないけど勉強してたらわかったはずの原因がわからないんじゃ目も当てられない。
というわけでやっぱり何かやって稼ぐったって次何すればいいのかわかるために、全体の理解っていくらなんでも必要だと思うんですよ。野球選手やってるんじゃないんだから。円高で跳ね上がってインフレ起こして今まで貯めてた金、価値半分になったよーみたいなことで現金にして持っててバカだった〜!ってこともあるわけじゃないですか。単純過ぎる例しか挙げられなくて恐縮ですけど。
話が飛んじゃってますが、まともな神経してればそういうことに(全く同じことにではないでしょうが)嫌でも段々目が向くんじゃないかな。なんとなく、本当のことを知ろうとするようになります、全体的に。
逆に実質的なリスクはっていうと、こんなもんほぼ無しですよ。金借りなきゃいいんだから。設立の時に30万くらいかかるのが大変ってなら、友達とでもやればいいですよ。学費一年分払うより少なくとも有意義。困ったら恥じずに誰かにきいて、法律の勉強もして、契約書書くのにも慣れてニュースにはアンテナ張って、ITならコード書いて、フォトショ使って、そういうのがあってようやくアイデアが意味持つから、アイデアも出して。
全部一人じゃやれないから仲間とやる、なら、それでいいじゃないですか。上手くやればそのうち人が雇えるかもしれない。うちは共同経営みたいになってるけど、最初から役職に強めに差をつけてもいい。
最初にも書きましたが、学び取ろうとする姿勢、それだけの問題だと思うのです。
失敗してもいいよ。でも、なんだ上手くいかねーじゃんってふて腐れたりとか、思ってたのと違うって拗ねてみたり、それを思った通りに動かない世の中や仲間のせいにしたり、してしまうものなんですよ。自分で思ってるよりもね。怖いのはそれだけです。学ばなくなること。人のせいにすること。
そうはならない精神的な準備が出来ているのなら、会社なんかいつでも作ればいい。ただし、そうならないかどうかは、本当に信頼出来る人にきいた方がいい。こんなこと自分じゃわかんないです。親でも親友でも、自分のことをよくわかっていて、お世辞を言う必要のどこにもない人にきいてください。僕はそうせずとも幸いにも後悔せずに済みました。でも、そうするべきだったんだろうなと。
今回は起業の是非について書きました。もし今現在迷ってる人がいたら是非お話しましょう。コメント欄でもTwitter(@Y_Kakizoe)でもなんでもどうぞ。
次回からはもっと世間の大きい話題を取り扱ったり、事業の詳しい話を書いていこうかなぁと思います。未熟者ですがどうぞよろしくお願いします。
学生起業志望者と大人たちの腐った蜜月
昨日第一回目の記事に、学生起業するならさっさとやりゃ良かったって話が紛れ込んでました。
さて、じゃあこれ、みんなやったらいいんですか?
やるとしたらどうしたらいいですか?
まぁ色々あるでしょ。
今回は僕から見た、それはちょっと無いでしょという感じの『学生起業志望者』の方々のお話を。
まず一番ひどいケース。『このビジネスモデルはいける!』ってゴミみたいなアイデア出して、俺は偉いとか思い込んじゃってる方々。
いや、ほんとにいるんですよ。なんかね、中堅〜最上層くらいの有名大学の周りのファーストフードとか行くと、下手すりゃMacBook持ち寄って「ここに土地借りて自転車置場を云々したら」とかミーティング開いちゃってる人たちとか。俺たちイケルぜ、みたいな顔してるんですよこれが。
まぁ最悪でも個人事業主登録か法人登記終わらせてからやってください。あとはお母さんにお金の工面してもらう約束でもつけて、頑張ってね。
もうちょいかじるとまたタチが悪くなるんですよ。若干就活業界に首突っ込んだりして、なまじ大人に高く評価されてると勘違いしたりして。
なんかね、世界的にはどこのプラットフォームがいけてて、どのサービスが流行ってるからこの革新的なアイデアで勝てる!案をVCに持って行こう!みたいなことやってたりするわけです。
まぁよくわかんないけどドラッカーだのジョブズだの言うんですよ。いや別にそりゃ言うのはいいんだけどさ。
大人ってのは怖いわけですよ。
100分の1の確率で大儲け出来る、しかも金銭リスクの少ないギャンブルがあるとしたら、どんな手を使ってでもやりたいじゃないですか。
君は才能があるとかね、ビジョンに共感したとかね、言いますよそりゃ。
意味わかりますか?仮に500万の資本金で株式会社スタートさせたら、周りの大人はみんなその0.1%の株が欲しいんですよ。5000円で買えて下手すりゃ数千万に化けるんだから。
100分の1の確率でしかそのサービスが上手くいかないことは大人は知ってますよ。それでも出来る出来るって持ち上げるに決まってるじゃないですか。それが個人投資家だったり、経営者で他人に投資する人のやり方で、株なんか持たないどっかの社会人も一緒。どーせ女の子もてなすより金もいらんしなんか面白い話もきけてってなれば、将来リターンがくる可能性がちょっとでもあるヤツに飯くらいおごって話きくわけですよ。すごいね〜とか絶対成功するよとか言って。
VCは別ですよ。特に日本のVCなんかロクにリスク取れないんだから成功してもらわなきゃ困る。『おいそれは上手くいくのか』って言い続けるに決まってる。そんで数百万だけ金出して失敗したら毟れるだけ毟って舌打ちしてさよならですよ。
大体その人たち会社員ですよ。成功することじゃなく失敗せずに投資回収することにだけ特化した知識詰め込まれて人の下で働いてる人たちとやりとりすることがどういうことなのかわかってんの?
結局その人たちはあなたに実質的に何かしてくれましたかってとこだけですよ。
本当にあなたがすることに対して、あなたと同じ様に思っている人なら、身銭を切るんですよ。お金がなければ時間を使うんです。高見の見物をさせたってしょうがないんですよ。知識も経験もあるからことあるごとに簡単に言いくるめられちゃうわけでしょ。意味が無い。
あんたの人生着実に消費されてますよってこと。んなことしてる暇あったら勉強するかふつーに働くべき。
というわけで今回はこの辺で。なんか暗いブログだなw
次回はちゃんと、じゃあどうしようっていうポジティブな記事を書きたいと思います。
25歳と大学院、会社を興すことの関係について
25歳の誕生日に、ブログを開設しようと思い立ちました。第一回目の投稿です。今後ともよろしくお願いします。
僕は現在大学院修士二年生、数学を専攻していて、今年1月に友人たちとスタートさせた会社を曲がりなりにもやっています。春には東京に出て会社勤めをしながら、自分の会社も東京にうつしてしばらく両輪で続けていくつもりでいます。色んな立場の人に色んなことを言われますが、そういうことに決めました。
25歳になってすぐ、親友から電話があり、しばらく話をしました。その中で25歳という年齢について少し語りました。彼も来月で25歳になります。
25歳というと大抵の同級生は既に働いているわけです。一浪して大学院に進学でもしてない限り。少なくとも僕の一番の親友も、それと同等に仲の良い同居人も、高校は出ていないのでもう随分前から働いていることになります。
24歳から25歳になると何が変わるのか。
まず第一に、30歳という一つのラインがなんとなく見えてきます。
見えてくるということは必然的に意識するということです。
あぁ30になった時、俺何してんだろ?その頃には何か一つくらい結果が出てるのかな。
そんな風に。
大学院生というのは不思議な立場で、割と周囲からは『頭いいんだね〜』とか『えらいね〜』とか言われるわけです。まぁ社交辞令の場合と半々くらいで。
本人はというと、あ〜無責任に勝手にモラトリアム満喫してんなぁとか思うわけです。
結構社会に対して負い目を感じたりしている人もいる。僕は無神経な方なのでまだいいですが。
そういったことも含めて僕が起業した24歳、大学院二年生という年齢はどうだったのか。
個人的にはやってみて、これはもう完全に遅かったなと思っています。
さっさとやっときゃ良かったと。
バイトでちょっと稼げばどうにかなる額で始められるわけです。
元手の必要無いビジネスでいい。しばらく上手く回らなくてもいい。上手く回そうとするなら。
なんでもそうですが、やってみると見えることの範囲って半端じゃない。
やってみれば誰かが仲間になってくれる。
別にそれが成功しなくてもいいし、後で会社にも入ったらいい。でも入る前にやっといて悪いことはない。
例えばの話、会社やってみてから就活の場なんて行くと、自分の会社の規模がどんなものであれ経営というものを意識して場を見るようになります。
この人はどういう規模のどういう事業やってる会社のどういう立場で、どんな気分でこんなわけのわかんない会場に来て何も知らない学生に向けて胡散臭いことをベラベラと喋ってるのか。
以前からそこそこ見えていると思っていたことが何の厚みもないペラッペラの推論だったことがわかります。これが社会に出てみたり会社が大きくなるとまた今に対して同じことを思うんでしょうが、少なくとも僕が実感した随分大きな違いです。
あ、でも就活のために会社やったりしないで下さいね。最終的に人の上に立つ気がないのにそれをやるのは危険だと思います。人の裏を読む、でもそれに意味がない、ってものすごく不健全な状態だし、それで自分の上に一生人がいて不自由だったら病みますよ。
就活のためにやっててもそこまで行かないという気はしますけど。
あとはコンビニ行ってもなんでこんなもんが売れるのかとか、そこらへん歩いててもこういう家に住んでる人は何が欲しいのかな〜とか思ったり。そういうミクロなところから、政治ニュースやら同業以外でも会社の吸収合併やら見て次はどっからどこに金が流れて、誰がどう動くのかとか大きい流れとかも意識したりします。世界の見え方が変わるってすごいことですよね。そこから先の人生別物だなぁと。
何か実のあること書こうかなとか最初は思ってたんですけど、いきなりやっても無理ですねw
ゆっくり続けながら色々書いていこうと思います。
それでは25歳になった僕をよろしく。