学生起業志望者と大人たちの腐った蜜月

昨日第一回目の記事に、学生起業するならさっさとやりゃ良かったって話が紛れ込んでました。

さて、じゃあこれ、みんなやったらいいんですか?
やるとしたらどうしたらいいですか?
まぁ色々あるでしょ。

今回は僕から見た、それはちょっと無いでしょという感じの『学生起業志望者』の方々のお話を。




まず一番ひどいケース。『このビジネスモデルはいける!』ってゴミみたいなアイデア出して、俺は偉いとか思い込んじゃってる方々。

いや、ほんとにいるんですよ。なんかね、中堅〜最上層くらいの有名大学の周りのファーストフードとか行くと、下手すりゃMacBook持ち寄って「ここに土地借りて自転車置場を云々したら」とかミーティング開いちゃってる人たちとか。俺たちイケルぜ、みたいな顔してるんですよこれが。
まぁ最悪でも個人事業主登録か法人登記終わらせてからやってください。あとはお母さんにお金の工面してもらう約束でもつけて、頑張ってね。


もうちょいかじるとまたタチが悪くなるんですよ。若干就活業界に首突っ込んだりして、なまじ大人に高く評価されてると勘違いしたりして。
なんかね、世界的にはどこのプラットフォームがいけてて、どのサービスが流行ってるからこの革新的なアイデアで勝てる!案をVCに持って行こう!みたいなことやってたりするわけです。
まぁよくわかんないけどドラッカーだのジョブズだの言うんですよ。いや別にそりゃ言うのはいいんだけどさ。

大人ってのは怖いわけですよ。
100分の1の確率で大儲け出来る、しかも金銭リスクの少ないギャンブルがあるとしたら、どんな手を使ってでもやりたいじゃないですか。
君は才能があるとかね、ビジョンに共感したとかね、言いますよそりゃ。
意味わかりますか?仮に500万の資本金で株式会社スタートさせたら、周りの大人はみんなその0.1%の株が欲しいんですよ。5000円で買えて下手すりゃ数千万に化けるんだから。
100分の1の確率でしかそのサービスが上手くいかないことは大人は知ってますよ。それでも出来る出来るって持ち上げるに決まってるじゃないですか。それが個人投資家だったり、経営者で他人に投資する人のやり方で、株なんか持たないどっかの社会人も一緒。どーせ女の子もてなすより金もいらんしなんか面白い話もきけてってなれば、将来リターンがくる可能性がちょっとでもあるヤツに飯くらいおごって話きくわけですよ。すごいね〜とか絶対成功するよとか言って。

VCは別ですよ。特に日本のVCなんかロクにリスク取れないんだから成功してもらわなきゃ困る。『おいそれは上手くいくのか』って言い続けるに決まってる。そんで数百万だけ金出して失敗したら毟れるだけ毟って舌打ちしてさよならですよ。
大体その人たち会社員ですよ。成功することじゃなく失敗せずに投資回収することにだけ特化した知識詰め込まれて人の下で働いてる人たちとやりとりすることがどういうことなのかわかってんの?

結局その人たちはあなたに実質的に何かしてくれましたかってとこだけですよ。
本当にあなたがすることに対して、あなたと同じ様に思っている人なら、身銭を切るんですよ。お金がなければ時間を使うんです。高見の見物をさせたってしょうがないんですよ。知識も経験もあるからことあるごとに簡単に言いくるめられちゃうわけでしょ。意味が無い。

あんたの人生着実に消費されてますよってこと。んなことしてる暇あったら勉強するかふつーに働くべき。


というわけで今回はこの辺で。なんか暗いブログだなw
次回はちゃんと、じゃあどうしようっていうポジティブな記事を書きたいと思います。