幸福度

『法政大学大学院政策創造研究科、坂本光司教授の研究チームは11月9日(水)、「47都道府県の幸福度に関する研究成果」を発表しました。総合ランキング1位は福井県、最下位は大阪府でした。』

http://b.hatena.ne.jp/articles/201111/6525

とのこと。
一応なりとも目的を提示してある調査に対して幸せを勝手に決めるなとか言ってる輩は話にならなさすぎるけど、幸福度なんて名前にするからまずくなるんだろ。キャッチーさの問題でつけてるのかもしれないけど。

基本的に統計調査みたいなものはほとんどがデータの意味が曖昧すぎるんだよ。
今回のケースであれば幸福度そのものを尋ねる形のアンケート調査でもして、数値の選び方のところで主観のノイズが入るからそれを除去するための項目を他で作っておいて、ノイズの除去の仕方を数通り作ってそのズレ具合からデータの信頼度を計る。そこそこの信頼度が得られたらあとはこの記事にあるような経済指標で前に得られた『幸福度(仮)』を主成分分析でもかけて(もっといい手法があるかもしれんが)抽出した指標が、ようやく政策に使える"可能性のある"指標になる、くらいじゃないのか?大体この人ら、一体何を研究したの?10人でデータ引っ張ってきて指標でっち上げて計算しただけだったらマジで話にならないと思うんだが。

勝手に論文書いて食い扶持作ってる間はまだいいんだが、政策がどうこう、となると違うんじゃねーかと思ってしまう。じゃあ、政治サイドにこれよりマシなことをする力があるのかと聞かれるとそれもよくわからんのだが。比較することではないのか?

というのはまぁ数学屋さんの単なる愚痴ということになるんですかね。
よくわからんです。